アメリカに留学したい方へ 渡米まで86日
はじめに
念願の州立4年制大学合格
こんにちは🌞りなです。
中3でグレたおかげで通信制高校出身、22歳社会人5年目の私ですが、英語もロクにわからない状態からエージェントを一切使わずに自力でアメリカの4年制大学に合格することができました。
今年の秋学期から大学生です☀️
今日は留学決意から合格までのプロセスの紹介です。まず具体的に何をしていくかについて書かせていただきました…!
留学を思い立ったみなさんが自分の力で留学を叶えられるお手伝いができれば嬉しいです。
長くなってしまいましたが、学費が安い地域や、出願のコツなど役立つ情報が盛りだくさんなので最後まで見て頂けたらと思います🙇♀️
こんな方に読んでほしい
- 留学してみたいけど何からやっていいかわからない方
- エージェントを通すお金がない方
- 英語力に自信がない方
是非読んで頂けたら、そして少しでも参考にして頂けたらなと思っています。
目次
- はじめに
- 目次
- 私がエージェントを使わなかった理由3選
- 私が留学を決めた理由
- 第0段階:なぜ・どんな留学をしたいのか
- 第1段階:志望校決めと語学テストと奨学金
- 第2段階:出願〜合否発表
- 頑張ろうと決めた方へ
私がエージェントを使わなかった理由3選
- お金がかかるから
- 留学したら全部自分でやらないといけないから、いい練習になると思った
- 自分でやったんだって言いたかったから
エージェントを頼らないメリット・デメリット
メリット
- 大変だったけどいい経験になった
- 計画立てて最後までやり抜くスキルがついた
- 語学力向上に役立った
- 自信につながった
個人的デメリット
- 収穫は非常に多いけど時間は非常にかかりますはっきり言うと自分自身でやることは非効率的でした。しかし、私は効率的な最短ルートが常に成功への道とは思いません。でも時間がない人や名門校に行きたい人はエージェントを通すのも手かもしれません。
- 奨学金を得るのが難しい奨学金の審査の方が大学受験より厳しい場合もあります。面接やエッセイに関する指導があるような所でサポートしてもらうのも、ある種意味があるかもしれないです。
ただ、私は利用していないので、実際どういったメリットがあるとかは書けないんです。ごめんなさい。
難易度が高く無い大学を目指す場合は、エージェントや予備校に最初から最後まで面倒を見てもらうのではなく、入試や奨学金のエッセイだけ添削してもらったり、メリハリをつけて使用するのがおすすめです。
また、グルー・バンクロフト基金という機関は奨学金の給付とエッセイの指導等の支援を併せて行なっているようです。
一度無料カウンセリング等に行くのもいいかもしれないですね。
私が留学を決めた理由
人生を変えたかったから
私は高校卒業後、工場で車の部品の工場で約3年働いていました。(留学決意後は転職しスーパーでお惣菜を作っています。)なんとなく人生に限界を感じました。
仕事は楽しかったですが、成長もなく、ただ地元で同じ毎日を繰り返す。そんな人生が私にとって許せなくなり、変わりたいと思うようになりました。
本当にやりたいことは…
私が本当にやりたいことはなんだったのかずっと考えて、思い出したのがアメリカへの強い憧れと、ジェットコースターのような人生が好きだということでした。
19歳の時初めて1人で飛行機乗って行ったフロリダ🌴この時は絶対留学する!って思ってたのに社会に揉まれて忘れていました。
そうして21歳の12月、留学を決意しました。
第0段階:なぜ・どんな留学をしたいのか
ここでやること
- エデュケーションUSAのサイトに行く
- 留学志望理由や希望の学校についてのアイデアをまとめる
- 不用品をメルカリなどで売り始める (+α)
やること
①Education USAのサイトに行く
が留学へのしおりです。ここでは自分自身で留学を勝ち取る方法を示してくれます。
民間のエージェントとは違い、公的な機関なので信頼度もありすごくおすすめです。
公式本も出てます👇
Education USAサイトではセミナーや説明会を開催したり、個別相談ができたりするようです。
これから必要な基礎知識や専門用語が学べたりします。日本の教育制度との違いや2年制、4年制大学のことなど…また留学に必要なテスト情報、学校検索、奨学金検索サイトへのリンクなども充実しており、1人で頑張るために必要な全てがほぼ揃っています。
具体的な手順は留学準備スケジュール| 日米教育委員会 EducationUSAで確認していただくとして、ここでは実際に留学準備を経験したからこその補足的説明とコツを紹介をしていきます。
②志望動機をまとめる
必ずリンク先のステップ1の留学志望理由や希望の学校についてのアイデアをまとめることからやってほしいです。ワークシートはサイト内からダウンロード可能です。
1番の理由は奨学金申請や出願の際に提出するエッセイを書く時のためです。でも諦めたくなった時に読み返したり、考えを言語化しておくことで、周囲に尋ねられた時、なぜ留学したいのかをきちんと説明できて後々味方もできやすいです。
③メルカリ
私は実家に戻るつもりなかったので、部屋のものを徐々に売り始め、渡米までの間に合計20万円売り上げました。
参考書もほぼ全てメルカリで揃え、日用品の買い出しはメルカリの収入で賄い、仕事の収入はほぼ全て貯金しました。これは実家暮らしだったから可能だったことですね。
教材を躊躇なく買えたのと貯金がはかどったのでやって良かったなと思います。
渡米までには部屋を空っぽにします。
髪も黒く染めて美容院代を浮かせたり、洋服も買わなくなりました😌
第1段階:志望校決めと語学テストと奨学金
先にやること
- 専用のメールアドレス作成
- (志望校決定後)志望校別にフォルダーを作る
①メールアドレス
大学や奨学金団体とのやり取りに備え自分の名前のメアドを作りましょう。
例 名前.名字@gmail.com
私は大学とのやり取り用と奨学金など用に2つ作りました。
- 絶対間違っても好きなバンド名.lovexoxo@gmail.comとか使わないで下さい。(最初の頃の私)
②フォルダ分け
志望校がある程度決まったら受送信メールにラベルを貼ってフォルダー分けするといいです。
オンライン説明会だったり、問い合わせだったり、徐々に大学とメールする機会増えていきます。
- 私は最初メールの仕方もわからなかった。笑一つのメールを作るのに何時間もかけてました😂
今後やってくる出願プロセスでは特にメールのやり取りが増えて対処しきれません。本番に備えしっかり管理していきましょう。
志望校選び
さあいよいよ志望校を探し始めましょう!出願校は5-6校くらいに決めましょう。
Education U.S.A.によると、このプロセスは9月くらいに終わらせるものみたい。
- ちなみに私が第一志望を決めたのも9月でした。
選ぶ際気にして欲しいのは対応の速さと丁寧さです。速く親切な大学はその後も手厚い可能性が高いです。
詳しくはステップ2-4をチェック
留学準備スケジュール| 日米教育委員会 EducationUSA
始めは志望校選びに日本語の大学検索サイトを使用するのも良いと思います。しかし情報が古かったり、不十分だったりする場合もあるので参考程度にしたほうがいいかも。
私も始めの頃は見てましたが、行きたかった学校たちが田舎であまり情報が載ってなかったので、別の英語のサイトを見るようになりました。最初は大変でしたが大学でよく使う言葉が覚えられることは大きなメリットだと思います。
日本のエージェントによる大学検索サイトアメリカ留学のための大学情報|アメリカ大学ランキング
英語の検索サイトCollege Search - BigFuture | College Board
ここでの注意点は絶対に正しいのは公式です。必ず最後は大学の公式ページで情報を確認してください。
- どちらの検索サイトも条件を絞って検索できることが便利だったので、私はそこで気になる学校を見つけては大学の公式ページに飛んで意味を調べながら確認してました。
テスト
それと同時にTOEFLかIELTS、デュオリンゴなどの英語が母国語以外の人が英語力を証明するテスト、学校によってはSATやACTと言われる、アメリカの高校生が大学入学のために受けるテストを受ける必要があります。(学校によります)
- デュオリンゴは簡単だという噂を聞いたことがあります。ただ採用している大学が少ないそうです。(真偽不明) IELTSスコア提出を求める大学への出願に際して応募できる奨学金も存在するらしい。私がTOEFLにした理由はTOEFLは音声を聞いてエッセイを書いたりする複合問題があり、留学の準備に相応しいと考えたからです。
- コロナウイルスの影響で試験会場が限られていたり、体調不良のより試験が受けられない可能性も加味して計画的に受験予定を立ててください。
私が実際にTOEFL対策を始めたのは7月下旬でした。遅かったと感じています。受験はTOEFLは8月下旬と12月半ばでした。
Education USAによると、出願手続きが大体9~翌3月なので、試験勉強開始は余裕を持って春頃から始めれば良かったなと思います。
まずやってほしいのは単語からです。専門的なものが多くて長文やリスニングをしても単語の練習になってしまうんです。
私はこれを使ってました👇
SATは10月上旬に受験しました。
- 私にとってSATは難しいかったので、受けてみて提出不要な学校に的を絞ることにしました。
- SAT受験申し込みのやり方がわからず、言いたいことをまとめた原稿を用意して、片言の英語で電話して、でも電話越しに大きなため息をつかれたことは今でも忘れません笑 しかしながら最後まで丁寧に対応してくれたことに感謝しています。
最後に学生の方はとにかく良い成績を取ることを心がけてください。後々助かります。
いろんなサイトに課外活動をしろと書いてありますが、私は学生時代何もしてなかったです。学校によるけどあるに越したことはないと思うので、出来る人は今のうちにやってもいいかも。
私が受かったのは社会人経験のせいか、おばか高校にいたので(小声)たまたま成績が良かったせいか、留学生ということで大学の多様性に貢献するせいかは謎です。社会人の方は社会人経験は強みになるみたいですよ。
奨学金
根気よく探すしかないです。根気よく応募するしかないです。早いものは確か7月ごろに締め切りです。注意!アメリカ大学側が提供している場合もあります。そんな大学を探すのも良い。
あとはアメリカの州立大学の学費が高い理由として、留学生含む州外の学生の学費が2-3倍であることが挙げられます。
州内外で学費を分けていない大学や州外の学生にも安い学費を提供している大学もあるので、そちらも検討してください。
- 主にノースカロライナ州や北部の寒い州など。
- まだ他にもあるかもなので見つけたら追記します
関連リンク
第2段階:出願〜合否発表
さきにやること
1)出願大学管理ノートを作る
2)デスクトップに大学別出願書類のフォルダを作る
6校分の出願作業は本当に大変でした。上の2つは、効率よく作業を進める上で役に立つと思います。
1)出願大学管理ノート
制作のきっかけ
このノートは2つの悩みを解消する為に編み出しました技です😂
- 第1の悩み:出願を進めるうちにどの学校のどの書類が集まっているのか、どの学校の出願が終わりそうなのか、わからなくなってしまいました。原因として1)銀行や高校など外部に依頼して制作に数週間かかる書類が多い;2)出願書類作成にあたり志望校に問い合わせる事が多いでので、進められる物と進められない物の区別がつかない; 手元にできた書類が実際に溜まっていく訳ではないので進捗がわかりづらく、今現在進められるタスクはどれかを可視化しようと思いました。
- 第2の悩み:メールが返ってこないか遅いんです。(一部の学校)メールが埋もれてしまいどの学校のメールが返って来てないのかわからなくなりました。また、問い合わせた内容と返答の内容を忘れるなどが頻発しどの学校にどんな問い合わせをし、どのような返信があったか一目でわかる様に要約して記録しようと思いつきました。
実際に私が使っている元出願大学管理ノート📓:現留学準備ノート📓
材料
- A5ルーズリーフ
- A5ルーズリーフバインダー
はじめの一歩
出願後大学から必要書類のチェックリストが送られてきます。こんな感じ
- もし送られてこない場合は問い合わせましょう!出願書類さえ送ってこない大学もあります(笑)
出願大学管理ノート作り方
- 大学名を書く
- 出願に必要なものを書き出します。
- メールのやりやり取りの要約や、出願の進行状況などを時系列にメモしていきます。
補足
- 受験料などの支払いは支払日をノートにメモしておきましょう。レシートのスクリーンショットを撮影し、確認メールは破棄せずにむしろ受験中は全部のメール捨てないで❌
- メールの送信者の名前は記録しておきましょう。トラブルがあったときに、〇〇さんが言ってたよって言えるように!
- A5のバインダーを推奨する理由は紙を増やしたり捨てたりしやすいからと、半分の役割はメモ帳なので、サイズ感がベストなんです。大きいメモ帳ってなぜか使いにくいですよね。バインダーは渡米準備にも役立っています。後々留学先でも課題の管理とかに役立つかなあと思っています。
- でもなかったら普通のノートとかでもいいと思います!でも個人的にサイズはA5推奨です
- もししばらく用意できなそうな書類(例えば健康保健加入の書類や予防接種証明書など)があれば担当者に確認してみましょう。意外と合格後でいいよって言われます。上でお見せしたチェックリストにも、麻疹風疹おたふく2回ずつと髄膜炎の予防接種記録と結核の検査結果と書いてあります。問い合わせたところ、すべて合格後提出可で、日本は流行地域では無いので結核の診断結果は不要だと言われました😂適当か。
絶対必要な書類は大体この辺です。
- 願書
- 成績表
- 英語のテストの成績
- 受験料(無いところや、時期によって無いところもある)
2)大学ごとにフォルダを作る
大学サイドでの紛失を防ぐため自分で送らないといけない出願書類はまとめて送りましょう。
6校分の出願は大変です。
私はできた書類とこれからやる書類を大学ごとにデスクトップのフォルダで管理していました。
A大学
>完成した書類
>未完成書類 みたいな。
奨学金の書類も同じように管理しています。
実際の私のファイルです
手続き開始
9月中旬から第一志望の出願手続きをしていましたが受験手続きが終了したのは年明け2月上旬でした。(合格メールを受け取ったのは2/19でした。)
手続きが遅れた理由は出願書類が揃わなかったからです。
- 出願書類:残高証明書やWESなどの海外の成績をアメリカ式成績に変換する機関(アメリカのGPAは4.0、日本は5.0など成績の付け方に相違があるためアメリカ式に直す必要がある)から発行された成績表、TOEFLスコアなど
私の学校は合格発表が早かったから良かったものの、
12月の終わりまでに手続きが終了する計画(遅くとも1月下旬)で動いた方が良いと感じました。
理由は年末年始は公的機関が休みになるので出願に必要な書類発行などが遅れるため、あとは国際郵便を使う機会が多々あります。なかなか届かないなどの不測のトラブルは付き物だからです。
私も年内に終わらせることを目標にしていましたが、上記の理由で出願完了が1ヶ月強遅れましたね。
またTOEFLスコアも取得からスコア表が大学に送られるまでラグがあるので、遅くても12月のテストでスコアを取る気もちで、逆算して学習計画を立ててください。
出願したのは6校でしたが、第一志望が1番に決まったので第一希望ともう1校以外の出願は途中で放棄しました。
そのもう1校も合格できてました。
受験料など手続きにお金がかかるので、なるべく第一志望が1番最初に終わるようにした方がいいかなとは思います。
しかし私はそんな余裕はなかったのでほぼ同時進行になってしまいました。
もし願書に間違いを見つけたら素直に伝えましょう。私も修正を頼みましたが直してくれました。
さあ全て終わったら待つのみ。
お疲れ様でした。
その間に最後の追い込みの奨学金申し込みや予防接種や英語の勉強に励みましょう。
頑張ろうと決めた方へ
まず思い立ったことがすごいです。そして出願まで終わった方は、もうほとんど留学準備が終わったと言っても過言ではないです。
細く暗いトンネルの出口は広いです。
私もできたのでみんなも絶対できます。
大切なことはとりあえず1つずつやっていくこと。セルフ留学は3歩進んで2歩下がってく感じです。これ本当。
合格が決まって恩師に連絡した際
God helps those who help themselves
神様は努力してる人たちを助ける(しっくりこない訳)
という言葉を教えて頂きました。
私も留学準備初めは、本当にできるの?とか、自分自身もわからなかったし、周りにもそう思われてました。
泣きながら勉強もしたし、何回もやめたくなりましたが、変わりたくてとにかく目の前の事をこなしていきました。
試行錯誤して遠回りもしましたが、それが最短ルートだったと信じています。
その結果徐々に応援、協力してくれる人も増えました。
退職した恩師が推薦状を書いてくれたり、
職場の人も優しく見守ってくれて。
本当に知識がない中で手探りでここまで来れたこと、やっぱり頑張ってれば道は開けるんだなあ。神様は味方してくれるんだなあと感じています。
そして
家族をはじめ、
高校時代の担任、友達、同僚、大学の担当者さんたち
協力して応援してくれたみんなには本当に感謝しています。
まだ役立つ情報を発信していく所存ですし、渡米前準備も終わったらアップデートしていきますので
今後もよろしくお願いします。
長くなりましたが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。
少しでも参考になれば幸いです。
りな